キャンピングカーの保険完全ガイド|安心して旅を楽しむために知っておくべきこと

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キャンピングカーは「走る家」とも言える特別な存在です。

家族や仲間と自由気ままに旅ができる一方で、、、。
万が一の事故やトラブルが起きたときには修理費や補償が大きな負担となることも少なくありません。

特に2018年から2024年にかけて、キャンピングカーの人気が高まる中で、保険料の相場も大きく変動しています。現在、全国の展示場や代理店では、多くの方がキャンピングカー保険について相談しており、保険会社ごとに取扱い内容や補償範囲が異なることが注目されています。

  • 「普通の自動車保険と同じでいいの?」
  • 「設備やトレーラー部分も補償されるの?」
  • 「8ナンバー車両でも加入できるの?」

初めてキャンピングカーを購入・レンタルされる方ほど、きっとこう言った疑問を持つことが多いのではないでしょうか。

実際に、車両保険の有無や等級の違いによって保険料が大きく変わるため、事前の情報収集が重要になってくるのです。

この記事では、キャンピングカー保険の選び方で絶対に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。実際に加入した方の声も紹介しながら、安心・安全な旅に備えるための知識をお伝えします。

主な内容

キャンピングカー保険の基本的な仕組みと特徴

保険会社ごとの取扱い内容と補償範囲の違い

車両保険の重要性と架装品の補償について

等級の引継ぎや査定基準の落とし穴

全国の代理店や展示場での相談方法

実際の保険料相場と節約のポイント

旅行前にぜひチェックして、自分に最適な保険を選択しましょう。


目次

1. キャンピングカー保険の基本知識|自賠責と任意保険の違いと必要性

まずは「必ず加入すべき保険」と「任意で加入する保険」の違いを整理しましょう。

自賠責保険(強制保険)

公道を走るすべての車両に義務付けられている保険で、対人賠償のみを補償します。

死亡時は最大3,000万円、後遺障害は4,000万円、傷害は120万円までですが、対物や自分の車両の損害には一切対応していません。そのため、自賠責だけでは不十分です。

特にキャンピングカーは車体が大きく、事故時の損害も大きくなるため、自賠責保険だけでは補償が不足する場合が多いのが現状です。2018年から2024年にかけて、キャンピングカーの事故件数も増加傾向にあり、適切な補償の重要性が高まっています。

任意保険

キャンピングカー所有者の多くが加入するのが任意保険です。

主な補償
対人・対物賠償責任保険

事故で他人や他人の財産に損害を与えた場合の補償で、無制限での加入が基本です。
キャンピングカーは車体が大きいため、事故時の損害も大きくなる可能性が高いため、十分な補償額の設定が重要になります。

主な補償
人身傷害保険

運転者や同乗者の治療費などを補償する保険で、最大3,000万円程度の補償が一般的です。家族での旅行が多いキャンピングカーでは、同乗者の補償も重要なポイントとなります。

主な補償
車両保険

キャンピングカー本体や盗難・自然災害などの損害を補償する保険で、特に高額なキャンピングカーを守るための要となる補償です。架装品の補償も含まれるため、車両保険の有無によって保険料が大きく変わります。

車両保険の重要性
  • 高額な車両価値    キャンピングカーは一般的な乗用車より高額
  • 架装品の補償     キッチン、ベッド、エアコンなどの高価な装備品の補償
  • 修理費用の高額化   特殊部品の修理費用が高額
  • 盗難リスク       高額車両の盗難リスクへの備え

ここで、キャンピングカー保険会社を選ぶときに、参考にしてもらいたい事を3つご紹介します。

保険会社ごとの取扱いの違い

現在、東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、チューリッヒ、あいおいニッセイなど、多くの保険会社がキャンピングカー保険を取り扱っています。

各社によって補償内容や保険料が異なるため、自分が気になった複数社比較が重要です。

等級の影響

保険料は等級によって大きく変動し、等級20(最高等級)では基本料金、等級1-4では基本料金の3-4倍になる場合がありますよく確認しましょう。

現在の自動車保険の等級を引継ぎできる場合もあるため、事前の確認が大切です。

査定基準の注意点

車両保険の査定では、車両本体価格に加えて架装品の価値も評価されます。

架装品の申告漏れがあると補償されない場合があるため、詳細な申告が必要です。専門知識を持つ担当者が査定をサポートしてくれます。


キャンピングカー保険の必要性とは

事故はいつ起きるかわかりません。特に、軽微な事故でもキャンピングカーは非常に繊細な為に様々な個所が故障することもあります。

また、車体破損も通常の車以上に修理費用がかさむことがあります。
以下にある一例があるので参考にしてください。

キャンピングカー保険でリアルに利用した方の声・ご意見

この場合は、保険に入っていたおかげで、破損させてしまった建物側の修理代金(かなりの金額)と自分の車代金がいくらか賄えた事例です。

無保険だったと思うとぞっとしますね。
「高さには気を付けて乗っていても、ふっとした瞬間に事故は起きますので保険のありがたさを感じました。」
というとご意見を頂いた事例をご紹介します。

天井部分

今回は、車体のみならず建物側の破損も補修工事したので、かなりの金額になったそうです。
このように思わぬ事故が故障がいつ起きるかわかりませんので、こういう時こそ保険のありがたみが身に染みてきますね。


以下の事故事例は、いつも通りなれた道ですが、対向車があったために曲がり角で少し内回りになってしまったためにカーブミラーの柱にぶつけてしまいったという事例です。

本来はスライドドアになっている部分を外して修理作業をすれば簡単に直せる傷ですが、キャンピングカー仕様でスライドドアではなく固定したボディに上部はエアコンを設置しているために大がかりな修理作業となり修理代金が高額となってしまったようです。

「保険に入っていたおかげで金額に心配をせずに綺麗に直してもらうことができて大満足です。」
というご意見を頂きました。

普段乗り慣れた道でも、キャンピングカーは車幅や車高が違うために思わぬ事態起きることもあり得ます。
キャンピングカー保険の加入の際には、通常の車両保険とは違った意識で加入範囲は保険適用を検討していきましょう。

2. キャンピングカー保険ならではの注意点|8ナンバー車両の保険加入で失敗しない方法

キャンピングカーは一般的な自動車と違い、特殊な事情があります。
ここを知らずに契約してしまうと「思っていた補償が受けられなかった!」というケースも少なくありません。

特に2018年から2024年にかけて、キャンピングカーの人気が高まる中で、保険会社の取扱い内容も変化しており、事前の情報収集が重要になっています。

多くの方がこうした注意点について相談しており、専門知識を持つ担当者との詳細な相談が推奨されています。

車両保険の上限と設備の扱い

車両保険の上限は500万~1,000万円程度が一般的ですが、キャンピングカーはそれ以上の価格帯も多いため、上限超過分は補償されません

また、車体だけでなく「ベッド・キッチン・ソーラーパネル」などの設備も含めて契約しないと、修理費を自己負担することになります。

架装品の補償について
  • 固定装備:     車体に固定されたキッチン、ベッド、エアコンなどは補償対象
  • 可動装備:     ポータブル電源、椅子、テーブルなどは基本的に対象外
  • 申告の重要性:   架装品の種類、価格、設置場所の詳細申告が必要
  • 申告の重要性:   架装品の種類、価格、設置場所の詳細申告が必要

保険会社ごとの対応の違い

現在、東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、チューリッヒ、あいおいニッセイなど、多くの保険会社がキャンピングカー保険を取り扱っていますが、各社によって架装品の補償範囲が異なります。複数社比較を行うことで、最適な補償内容を選択できます。

契約するときに、「もしもの時に備えて!」という気持ちで契約しないと、後々大きな代償を支払いかねませんので、しっかり保険内容・申請内容を把握しておきましょう。

トレーラーや違法改造に要注意

牽引型トレーラーは牽引車両とは別に保険が必要で、トレーラー専用保険を忘れずに検討しましょう。
特に以下の点に注意が必要です。

トレーラー専用保険について
  • 牽引車両の保険:     牽引車両自体の保険加入
  • トレーラー専用保険:   トレーラー専用の保険加入
  • 牽引免許:        牽引免許の取得と更新
  • 車検証の確認:      トレーラーの車検証の確認

違法改造車(カスタムキャンピングカー)については、しっかり車検が通るように事前に相談することをお勧めします


3. 実際の補償サービス・保険料の目安

最後に、具体的な補償サービスと保険料の目安を見てみましょう。

補償サービスの一例

  • JRVA安心サービスなどでは、タイヤパンクやガラス破損、アンテナやソーラーパネルの破損もカバー可能。
  • 装備品の破損は通常の車両保険では対象外のため、追加サービスを利用することで安心感が増します。

保険料の目安

  • 自賠責保険料
    • 軽キャンパー → 2年で約16,850円
    • 大型(バンコン・キャブコン) → 2年で約34,900円
  • 任意保険料: 車両価格・設備・契約内容で大きく変わりますが、一般車に比べると台数が少なく事故率が低いため、割安になる場合もあります。

代表的なキャンピングカー対応保険会社

キャンピングカーの保険は一般の自動車保険とは異なり、車両価格や架装設備を含めた設計が必要です。

対応できる会社を選ばないと「加入できなかった」「装備が補償されなかった」といったトラブルも起こりがちです。ここでは、日本でキャンピングカー保険を扱う代表的な会社を整理しました。

  • 車両保険:時価での補償、架装品も含む
  • 特約  :ロードサービス、海外旅行保険、火災保険
  • 補償範囲:全国対応、24時間365日のサポート
  • 保険料 :車両価格に応じて変動、等級による割引あり

大手で信頼性が高く、キャンピングカー専用プランあり。メーカー純正車・改造車も柔軟対応。事故対応・ロードサービスも充実。

  • 車両保険:新車価格での補償、架装品の詳細査定
  • 特約  :牽引特約、トレーラー特約、装備品特約
  • 補償範囲:全国の展示場での相談対応
  • 保険料 :年齢制限あり、運転者限定の割引

経験豊富で、装備やオプションを反映した柔軟な保険設計が可能。ロードサービスも標準対応。

  • 車両保険:時価での補償、改造車両も対応
  • 特約  :装備品特約、牽引特約、海外旅行保険
  • 補償範囲:全国の展示場での相談対応
  • 保険料 :等級引継ぎ可能、複数台割引

基本補償に加えてロードサービスが手厚い。全国ネットワークも充実。

  • 車両保険:新車価格での補償、架装品の詳細査定
  • 特約  :ロードサービス、装備品特約、海外旅行保険
  • 補償範囲:全国対応、24時間365日のサポート
  • 保険料 :年齢制限あり、運転者限定の割引

特種用途車両(キャンピングカー)対応。個別に電話相談・見積もりで契約可能。

  • 車両保険:時価での補償、架装品も含む
  • 特約  :牽引特約、トレーラー特約、装備品特約
  • 補償範囲:全国の代理店での相談対応
  • 保険料 :等級引継ぎ可能、複数台割引

8ナンバー登録や改造車も条件付きで引き受け。車両価格2,000万円超は事前審査必須。人身傷害・装備補償も選択可能。

補償サービスの詳細内容

基本補償
対人賠償保険: 無制限
対物賠償保険: 無制限
車両保険  : 時価または新車価格での補償
身傷害保険 : 3,000万円まで

特約・追加サービス
ロードサービス: 24時間365日のサポート
海外旅行保険 : 海外での事故・故障対応
火災保険   : 車両火災、盗難対応
牽引特約   : トレーラー牽引時の事故対応

保険料の目安

基本補償
対人賠償保険     : 無制限
対物賠償保険     : 無制限
車両保険       : 時価または新車価格での補償
身傷害保険      : 3,000万円まで

自賠責保険料(2024年
軽キャンパー      : 2年で約16,850円
大型
(バンコン・キャブコン): 2年で約34,900円
8ナンバー貨物車    : 2年で約34,900円
トレーラー       : 2年で約16,850円

任意保険料の相場

車両価格・設備・契約内容で大きく変わりますが、一般車に比べると台数が少なく事故率が低いため、割安になる場合もあります。
500万円以下 : 年間約15万円~25万円
500万円~1,000万円 : 年間約25万円~40万円
1,000万円以上 : 年間約40万円~60万円

等級による保険料の変動

等級20 : 最大割引(約30%割引)
等級15 : 標準割引(約20%割引)
等級10 : 標準料金
等級5 : 割増料金(約20%割増)

年齢・運転者限定による割引

年齢制限 : 30歳以上、60歳未満で割引
運転者限定 : 本人・配偶者のみで割引
複数台割引 : 2台以上で割引
継続割引 : 3年以上継続で割引

手続きの注意

保険加入手続きでは、以下の書類の準備が必要です:

車検証         : 8ナンバー登録、改造歴の確認
仕様書         : 架装メーカーの仕様書と価格表
写真          : 車両外観、内装、装備品の写真
購入証明書       : 車両本体、架装品の購入証明書

等級の引継ぎについて

現在の自動車保険の等級を引継ぎできるかどうかは、保険会社によって異なります。事前に確認することで、保険料を大幅に節約できる場合があります。

キャンピングカーの保険完全ガイド|安心して旅を楽しむために知っておくべきこと まとめ

キャンピングカーの旅は自由で快適ですが、万が一のトラブル時には修理費が数十万円~100万円以上にのぼるケースも珍しくありません。

2018年から2024年にかけて、キャンピングカーの人気が高まる中で、保険会社の取扱い内容も変化しており、全国の展示場や代理店では多くの方が詳細な相談を行っています。

5つのおすすめ条件
  • 自賠責+任意保険は必須        基本的な補償の確保
  • 車両価格+設備を含めて契約する   架装品の詳細申告が必要
  • トレーラーや特有装備の補償も確認する 牽引特約、装備品特約の検討
  • 違法改造は絶対に避ける        車検証の「改」記載の確認
  • 複数社比較を行う           東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、チューリッヒ、
                       あいおいニッセイでの見積もり比較

これらを意識して保険を選ぶことが大切です。等級の引継ぎや年齢制限、運転者限定の割引など、事前の情報収集が重要になります。

「どんな旅先でも安心して眠れる」――その安心感を支えてくれるのが保険です。ぜひ事前に契約内容を見直し、家族や仲間と最高のキャンピングカーライフを楽しんでください。


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